【2024年】SEOの独学勉強方法:おすすめの本やサイト、資格を徹底解説!

「SEOについて勉強するにはどんな方法がある?」
「スクールや講座の受講は、費用も高くてなかなか踏み込めない」
「できれば独学でスキル習得したい」

といった疑問やお悩みをお持ちでしたら、この記事で解決のお手伝いができるかもしれません。

SEOの勉強をするにあたって大きな流れは「学習・実践・検証・改善」の繰り返しと積み重ねです。基礎知識をインプットしたら、実践でどんどんアウトプットしていくことが最大のポイントになります。

その中で知識と経験が結びついて定着し、難しいと思われるSEOスキルの習得も簡単になるでしょう。

この記事では、SEOを独学で勉強する方法を5ステップで詳しく解説します。

さらに、勉強に役立つおすすめの書籍やメディアなどもそれぞれ紹介しますので、最後まで読んでいただければ、すぐにSEOの勉強にとりかかれますよ!

目次

SEOの独学勉強方法5ステップ

SEOの理解やスキルアップには時間もかかります。

全くの初心者からであれば、スクール等で学んでも実務的なスキルの習得には平均で1年位はかかるといわれます。

独学で実務的なスキルの習得を目指すなら、年単位で考えておくとよいでしょう。

1つ1つ実践しながら進めて、長期的にコツコツ学び続けることが鍵になります。

以上をふまえ、独学で勉強する方法の5ステップを具体的に解説します。

SEOの基礎知識を理解する(キーワードの選定方法、アルゴリズムの仕組みなど)

まずはSEOの基礎について学び理解しましょう。

キーワードの選定方法や、検索エンジン、アルゴリズムの仕組みなど、基本を理解しないことには実践できません。

Webコンテンツでは例えば検索キーワードの上位を分析したり、検索意図を分析してキーワードを選定します。

検索結果において、上位にページが表示されるとアクセス数もあがるので、検索されるキーワードの選定が大事になります。

ページの掲載順位については、検索エンジンのプログラム(アルゴリズム)の評価基準によって反映されるので、検索エンジンやアルゴリズムの理解が必要です。

現在、国内シェアではGoogleの検索エンジンが70%以上と最も利用されています。

なので、基本はGoogle検索に対するSEOについて学習するとよいでしょう。

次にシェアの多いYahoo検索も、アルゴリズムはGoogleを採用しているのでカバーできます。

(ただし昨年、Yahooは現在のGoogleから他社のシステムに変更を検討していくと発表しているので、2025年3月以降に変更がある可能性はまだ否定できません。)

また、AI Overview(旧SGE)の実装や、AppleとOpenAIの協業により、従来のSEO対策がいつまで有効であるかは不明です。

なので知識もアップデートし続ける必要があります。

どの媒体から勉強していいかわからない時は、GoogleのことはGoogleに聞くのが確実なので、まずはGoogleが公開しているSEOスタータ―ガイドなど、公式のガイドラインを読んでみるのが1つです。

公式の情報をベースに、さらに具体的なやり方や解釈などを、書籍やメディア、動画やSNS等を活用して学びを進めると理解が深まります。

サイト開設で理論と実践でSEOを理解する

ある程度の基礎を理解したら自分でサイトを開設して運営してみるのが、Webの理論とSEOを理解できる、最も効果的な学習方法になります。

SEOスキルを身につけたいなら、実践に勝る学習はないでしょう。

初心者にとってハードルは若干高くなるかもしれませんが、WordPressを使い自分のサイトを構築することがおすすめです。

「SEOの勉強だけでなく、WordPressの使い方も学ばなければいけないのか」と心が折れるかもしれませんが、より実務的に実践できるので、ここを乗り越えると成長スピードが上がります

難しい場合はnoteやアメーバブログなどで無料でブログ開設ができるので、実践できる場所を確保しSEOを意識して記事を書くなど、どんどん知識を試して感覚的に学べるとよいですね。

記事作成

実践する準備ができたら、実際にSEOを意識して記事を作成しましょう。

まずはキーワードの選定から始め、次にタイトルや見出しなど全体の構成を決め、内容を執筆していく流れが多いです。

新しいジャンルなど、検索キーワードが少ない場合は、ペルソナの設定から始めることもあります。

意識することや注意する点は山ほどありますが、1つ1つクリアしていけたら良い記事になると思います。

とにかく書くことが大事なので、まずは記事を形にしてみましょう。

そこからより良くするために、地道に記事を書いて書いて、繰り返し書いて、信頼性の高いコンテンツに育てることがSEO対策にとっても大事になります。

分析ツールの導入

サイト開設や記事やブログの執筆ができたら、記事やコンテンツの分析や検証をしましょう。

分析ツールを使えば、視覚的に分かりやすくデータをみられたり、簡単に調査できて効率がよくなります。

ツールも無料で利用できるものから有料のもの、パフォーマンスの違いなどさまざまです。予算や使用目的にあわせて導入してください。

ここでは、有名なツールを4つ紹介します。

Ahrefs

幅広く対応でき総合的に使える分析ツールですが、特に被リンク状況や競合サイトの調査に重宝されています。

提供Ahrefs Pte.Ltd(日本での販売サポート:株式会社フルスピード)
費用(月額)・ライト ¥19,900
・スタンダード ¥38,400
・アドバンスド ¥68,900
できること(例・自社や競合サイトのドメインパワーや、被リンク状況の分析
・流入キーワードの分析
・上位表示コンテンツや、ソーシャルメディアの拡散ページの分析など
参照:Ahrefs

GRC

検索順位の分析に役立つツールです。シンプルで簡単に検索順位のチェックができます。

提供SEOツールラボ
費用(月額)無料※ライセンス版は有料
ベーシックプラン(月額)495円~
アルティメットプラン(月額)2,475円まで5プランがある
できること(例・検索キーワードの順位調査
・検索順位の変動をグラフで可視化
・表示順位の調査など
参照:検索順位チェックツールGRC

Googleアナリティクス

Webサイトの分析や解析の基本ツールです。

サイトに入ってきたユーザー像や動向チェックに役立ちます。

提供Google
費用(月額)無料
できること(例・ユーザーの行動データをリアルタイムで確認(どのページにいるか、滞在時間など)
・アクセス経路のチェック
・商品購入や契約のセッション数の確認
・Googleサーチコンソールとの連携など
参照:Googleマーケティングプラットフォーム|アナリティクス

Googleサーチコンソール

サイトにたどり着く前のユーザーの動きや、Googleからの評価を把握するのに役立ちます。

提供Google
費用(月額)無料
できること(例・クロール状況の確認、インデックス登録
・閲覧数、クリック数の確認
・検索での表示順位や、どんなキーワードで検索されたか等のチェック
参照:Google検索セントラル|サーチコンソールを使ってみる

最新情報の情報収集(内部リンク、外部リンク、コンテンツSEO)

情報は時間と共に古くなるので、最新の情報を取得して学んだり対応することで、コンテンツの質や評価の向上に役立ちます。

もし、公開しているコンテンツの内部リンクや外部リンクが、見れなくなっていたり情報が古くなっている場合は、更新する必要があります。

また、Googleでも定期的にシステムやアルゴリズムのアップデートがおこなわれるので、反映された際にサイトへのアクセス数が激変することもあります。

特に低品質なコンテンツが目立つサイトと判断されれば、悪い意味で影響がでます。

コンテンツSEOの観点でも、ユーザー目線で良質なコンテンツを継続的に配信できるかが、今後も重要になりそうです。

自分のメディアやコンテンツの状況も定期的にチェックして、最新の信頼できる情報をもとに対応できると良いでしょう。

SEO勉強のおすすめ方法4選

独学でSEOを勉強するにあたって「どんな方法や手段があるか」「どのような方法で学んだらよいか」悩む方もいらっしゃると思います。

学習におすすめの方法を4つ紹介します。

動画

手軽にどこでも見ることができ、なおかつ映像をとおして具体的なイメージも湧いてくるのでおすすめです。

テキスト教材で難しいと感じる箇所は、動画で学ぶことで理解しやすくなります。

YouTubeをとってもSEO関連の動画はたくさんあるので、お気に入りのチャンネルを見つけて参考にするのもよいでしょう。

SEOのプロや現役のマーケッターが解説する動画では、実践的な情報が得られます。

また、画面共有でツールの使い方を解説している動画なども、実践の手助けになります。SEO基本から網羅的に解説があり、私も勉強になった動画チャンネルを下記に紹介します。

よかったら参考にしてください。

チャンネル名:マーケティング研究所_雨と東京と株式会社
〇SEOを網羅的に解説し、10時間越えの有益な動画にまとめて無料で配信しているのは、おそらくこちらだけ?!笑
チャンネル名:SEOおたく/LANY(レイニー)
〇やさしくSEOの基本から学べる、SEO記事構成の動画もある
チャンネル名:SEO研究チャンネル
〇SEO対策の問題解消や、実践に役立つ

WEBメディア

SEOやマーケティングに特化したWebメディアでも、活きた情報や学びがありおすすめです。

SEOに関する記事や、最新情報がリリースされていたり、網羅的に読めば書籍に匹敵する情報量が得られます。

この記事の最後でおすすめのWebメディアも紹介するので、良かったら参考にしてください。

書籍

出版社を介したくさんの人のチェックを経てリリースされる書籍は、プロが監修していたりソースも信頼性が高いので学習におすすめです。

基礎から体系的に学べるので、はじめてSEOの勉強をするなら良書が数冊あれば基礎を固められるでしょう。

ただ、動画やメディアコンテンツに関してもそうですが、発行日や公開日が古いものだと情報やトレンドが変わっていることもあります。

特に書籍は、情報をリアルタイムで出すということは難しいので、ベースは書籍、ニュースやトレンドは動画やWebメディアから、といったように複数を組みあわせて学習することで補えます。

資格

資格の勉強を通して、SEOの知識を身につけるのもおすすめの勉強方法です。

何かアピールになるものが必要なら、資格を取得して客観的な評価をつけるのも良いと思います。

SEOに関する資格を3つ紹介します。

SEO検定

運営一般社団法人 全日本SEO協会
受験料(試験のみ)1級:8,800円(税込)2級:6,600円(税込)3級:5,500円(税込)4級:5,500円(税込)
受験料(テキスト、ダウンロード講義等付き)1級:22,000円(税込)2級:19,800円(税込)3級:15,400円(税込)4級:13,200円(税込)
備考会場受験(全国12か所)マークシート式で80問出題。4級から1級まであり、基礎・基本の勉強なら4級の範囲になります。
【SEO検定】

認定SEOコンサルタント

運営一般社団法人 全日本SEO協会
受講内容・費用・全3回の講座と課題の添削学費:150,000円(税抜)
備考講座と課題の履修に加えて、SEO検定1〜4級すべての合格(受験費用別途)で、協会からの認定が受けられます。
【認定SEOコンサルタント】

SEOマーケティングアドバイザー

運営一般社団法人 日本技能開発協会
受験料(試験のみ)11,000円(再試験は5,000円)
受験料(テキスト教材+試験)49,500円
備考在宅試験。択一式、記述式にて30問出題され、70点以上が合格基準となります。
【SEOマーケティングアドバイザー】

セミナーに参加する

セミナーやウェビナーに参加することで、専門家やプロの実体験や経験からの知見やノウハウを学べます。

多くのセミナーで質問の時間が設けられているので、直接聞けたり、他の参加者の疑問や悩みに触れることで、ネットや書籍にはない独自の情報が得られる可能性も高いです。

自分で学習して分からない部分、より深く知りたいテーマがあれば、部分的にセミナーやウェビナーを利用して理解を深めるのもおすすめです。

SEO独学勉強のおすすめ書籍4選

SEO関連の書籍もたくさんあるので、どれを選んでよいか分からないと悩んでしまいますよね。

今回は独学で勉強する時のテキストとして、基礎・基本から学べて分かりやすい書籍を4つピックアップしてお伝えします。

10年つかえるSEOの基本

タイトル10年使えるSEOの基本
著者土居健太郎
出版社技術評論社
発行日2015年4月23日
ページ数単行本:136ページ
Kindle版:182ページ

これから勉強を始める方でも、やさしく学べます。対話形式で進むので、感覚的に読みやすく理解しやすいでしょう。

現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル

タイトル現場のプロから学ぶSEO技術バイブル
著者西山悠太朗、小林睦、丸山弘詩(編集)
出版社マイナビ出版
発行日2018年7月26日
ページ数単行本:432ページ
Kindle版:436ページ

SEOの基本から実務的なところまで書かれています。図や表やマップなども使って解説されており、コードや実装などエンジニア系の部分も比較的分かりやすくなっています。

いちばんやさしい新しいSEOの教本

タイトルいちばんやさしい新しいSEOの教本
著者江沢真紀、コガン・ポリーナ、西村彰悟
出版社インプレス
発行日2023年11月16日
ページ数単行本:256ページ
Kindle版:425ページ

2014年の初版からリニューアルを繰り返し、第3版目となります。初心者にも分かりやすい言葉で読みやすいと好評です。スマホ画面のSEO対策についてなども、新たに盛り込まれています。

沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション

タイトル沈黙のWEBマーケティングーWEBマーケッターボーンの逆襲ーアップデート・エディション
著者松尾茂起
出版社エムディエヌコーポレーション
発行日2020年9月24日
ページ数単行本:496ページ
Kindle版:498ページ

コンテンツマーケティングを知りたい人にもおすすめで、読みやすく分かりやすいストーリー仕立てで記載されています。

あらためて、ユーザー目線でコンテンツを作ることの大切さを教えてくれることでしょう。

SEO独学勉強のおすすめWEBメディア3選

WEBメディアのブログや、記事コンテンツからの情報も勉強に役立ちます。

SEOやマーケティングに特化したメディアからの専門情報や最新情報は、信ぴょう性も高く勉強になる上、トレンドや感覚も磨けるでしょう。

おすすめWEBメディア3つと、公式を1つ紹介します。

海外SEO情報ブログ

株式会社Faber Company.取締役の鈴木謙一さんの、SEOに特化したブログです。

SEOに関連する国内外の最新情報やトレンドを知ることができます。

新しい情報がでた際に「これってどういうこと?この解釈であってるかな?」と疑問を持つこともありますが、分かりやすく解説があり勉強になります。

国内と国外での検索の違いなども分かり、おもしろいかもしれません。

こちらからチェック→海外SEO情報ブログ

マーケターのよりどころ「ferret」

株式会社ベーシックが運営する、日本最大級のWebマーケティングメディアです。

SEOやマーケティングに役立つ記事や、セミナーの情報を知ることができます。

無料の会員登録で、動画やセミナーのアーカイブ視聴ができたり、SEOやマーケティングについて”読みながら実践できる講座”が利用できます。

マーケティングについて幅広く情報が得られるので、気になる方は活用してみてはいかがでしょうか。

こちらからチェック→マーケターのよりどころ「ferret」

バズ部

株式会社ルーシーが運営する、デジタルマーケティング情報サイトです。

SEOの基本からWordPressの使い方、集客方法など、ノウハウがつまった記事を読むことができます。

「SEO初心者マニュアル」は、7章に分けて詳しい解説があり、体系的に学習できる流れになっています。ボリュームもたっぷりです。

WordPressに関しても順を追って詳しく学べるので、WordPressについて知りたい方も、学んで実践したい方にもおすすめです。

YouTube動画の配信もあるので、あわせてみると勉強になりますよ。

こちらからチェック→バズ部

Google検索セントラル

Googleが提供するユーザーにコンテンツを見つけてもらいやすくするためのサポートツールです。

クイックスタートを読むと、GoogleのSEOについての情報やレクチャーがあります。

公式の情報をもとに調べながら勉強できると、誤認も少なく安心です。

また、解決できない問題があればヘルプコミュニティで質問を投稿したり、過去の投稿をみて参考にすることもできます。

こちらからチェック→Google検索セントラル

まとめ:【2024年】SEOの独学勉強方法:おすすめの本やサイト、資格を徹底解説!

以上、SEOの勉強についてご紹介しました。

最後まで読んでくれた方なら、もう学習に進む準備はできているかと思います。

さっそく、自分が気になった媒体で学びを進めて、どんどん実践して行ってください。

SEOもトライ&エラーです。

楽しんでスキルアップできることを祈ります。

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この記事を書いた人

片山 勇大のアバター 片山 勇大 ライター

1997年 三重県名張市出身。
2022年 近畿大学総合社会学部心理系専攻 卒業
2022年 株式会社デジタルブロックス入社
2023年 フリーライターとして独立。SEOライターやオウンドメディア運営代行などWEBライターとして幅広く活動。
屋号WEBEAT。物書きが好きです。

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