参考サイト
測定数値
GA4で測定可能な項目
CTR(クリック率) | GA4はイベントベースのトラッキングを行うため、外部リンクのクリックやページ遷移のクリックイベントを計測できます。 |
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セッション数 | ページごとのセッション数を測定可能です。ABテストの際には、どちらのバージョンがより多くのセッションを得ているかを確認できます。 |
直帰率 | GA4では「エンゲージメント率」という指標があり、エンゲージメントされないセッションは実質的に直帰として扱えます。 |
平均滞在時間 | ページごとの平均滞在時間(エンゲージメント時間)を計測できます。 |
コンバージョン率 | 特定のコンバージョンイベント(例:CTAボタンのクリック、フォーム送信、購入など)をGA4でトラッキングし、ABテストの結果を比較可能です。 |
SEO順位 | GA4自体では検索順位を直接測定する機能はありませんが、Google Search Consoleと連携することで、SEOのデータを確認できます。 |
エンゲージメント | ページ内でのインタラクション(スクロール、クリック、動画の再生など)を詳細に測定できます。 |
Microsoft Clarityで測定可能な項目
imp(インプレッション)
CTR(クリック率)
CVR(コンバージョン率)
CV(コンバージョン)
直帰率
セッションあたりの平均エンゲージメント時間
一つのセッション(ユーザーがウェブサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連のアクション)に対して、どれだけの時間ユーザーがサイトやアプリに関わっていたかの平均時間。
ユーザーが1回の訪問でどれだけサイトに滞在しているかがわかり、コンテンツやユーザー体験の質を測る指標となります。
アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間
一定期間内にアクティブだったユーザーが、全体としてどれだけの時間をサイトやアプリで過ごしたかの平均時間。
1人のユーザーがどれだけサイトに積極的に関与しているかを示し、リピーターの質やコンテンツの魅力を測るための指標となります。
CVR改善
CTA(Call to Action)の最適化
用語
用語についてまとめました。
セッション
簡単に言うと、ユーザーがウェブサイトやアプリを訪問してから離脱するまでの一連のアクション(ページビュー、クリック、イベントなど)をまとめたもの。
セッションの基本的な特徴
- 開始時点 ユーザーがウェブページを開く、アプリを起動するなどして、コンテンツにアクセスした瞬間にセッションが開始されます。
- 終了条件
- 30分の無操作 ユーザーが30分以上何もしなかった場合、セッションは自動的に終了します。
- 日付変更 日付が変わると(例:23:59から00:00になる)、セッションは一旦終了し、新しいセッションが開始されます。
- 新しい参照元 たとえば、ユーザーが他のサイトから再度ウェブページにアクセスすると、新しいセッションが始まります。
GA4におけるセッションのポイント
- セッション開始イベント GA4では、「session_start」というイベントがトリガーされることでセッションの開始が記録されます。
- セッション中の行動 セッション中には、ページの閲覧やボタンのクリック、購入などのさまざまなイベントが発生します。これらのイベントはセッションに紐づいて記録されます。
- ユニークなセッションID 各セッションには一意のIDが付与され、このIDに基づいて複数のイベントやアクションがまとめられます。
アクティブユーザー
ある期間内にサイトやアプリを訪れ、少なくとも一度インタラクション(アクション)を行ったユーザー。
- GA4では、「アクティブユーザー」は少なくとも1つのアクション(イベント、スクロール、ページビューなど)を行ったユーザーを指します。
- 単にページが読み込まれた(インタラクションなしのページビューのみ)だけのユーザーは、アクティブユーザーにはカウントされません。
- アクティブユーザーは一度の訪問だけでなく、期間中に何度も訪問した場合も、同じユーザーとしてカウントされます。
ABテスト
ABテストの期間
ABテストの期間は、テストの信頼性や結果の精度を高めるために慎重に設定する必要があります。
1.十分なサンプルサイズを確保
トラフィック量 | サイトの訪問者数が多い場合、短期間で十分なデータを集めることができますが、トラフィックが少ない場合はテスト期間を長めに設定する必要があります。 サンプルサイズが小さいと、結果が信頼性に欠ける可能性があるため、最低でも数百のコンバージョンが発生するまでテストを続けることが推奨されます。 |
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統計的有意性 | テスト結果が偶然ではないことを証明するためには、十分なサンプルサイズが必要です。 一般的に、統計的有意性を95%以上に設定し、その基準に達するまでテストを行います。 |
2. テストの期間としての一般的な目安
最低2週間 | 最低でも2週間はテストを行うことが推奨されます。 |
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最長6週間 | テスト期間が長すぎると、サイトや市場の条件が変わるリスクがあり、テスト結果に影響を与えることがあります。 |
robots.txt
robots.txtは、ウェブサイトのサーバーに設置されるテキストファイルで、検索エンジンのクローラー(GoogleやBingなどの検索エンジンロボット)に対して「どのページをクロール(アクセス)して良いか、またはしないでほしいか」を指示する役割を果たします。
Google Search Consoleなどのツールで、robots.txt
の設定が正しく動作しているかを確認できます。誤って重要なページをクロール禁止にしていないかなどをテストすることが大切です。
User-agent: *
Disallow: /example-folder/
Allow: /public-folder/
User-agent | どの検索エンジンのクローラーに対して指示を出すか指定します。* を使うと、すべてのクローラーに対しての指示になります。 |
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Disallow | 指定したパス(URL)をクローラーに「クロールしないでください」と伝える指示です。 上記例では、 /example-folder/ というフォルダ内のページはクロール禁止になっています。 |
Allow | Disallow の指示がある場合、その中でも特定のパスだけはクロールして良いという例外を示します。上記の例では、 /public-folder/ 内のページはクロールしても良いと許可されています。 |
robots.txt
で指定したページやディレクトリは、クローラーに対してクロールをしないよう指示するだけで、インデックス自体を防ぐわけではありません。他のサイトがそのURLにリンクしている場合、インデックスされることがあります。nofollow・noindex
nofollow
とnoindex
は、検索エンジンに対して特定のページやリンクに対する取り扱い方を指定するための指示です。これらを使うことで、検索エンジンがどのコンテンツをインデックス(検索結果に表示)し、どのリンクを評価するかをコントロールできます。
1. nofollowとは?
nofollow
は、リンクに付ける属性で、検索エンジンに「このリンク先のページの評価を渡さないでほしい」と指示します。具体的には、リンクの評価(リンクジュース)がリンク先に伝わらないようにするためのものです。
<a href="https://example.com" rel="nofollow">Example</a>
このタグを付けると、リンク先に対してGoogleなどの検索エンジンがSEO上の評価を与えません。つまり、そのリンクは検索エンジンのランキングに影響を与えなくなります。
信頼できないリンク | ユーザー投稿コメントなど、信頼性のわからないリンクに使います。 |
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広告リンク | 検索エンジンは、広告のリンクが自然なリンクと同じように評価されるべきではないと考えています。広告リンクにはnofollow を付けることが推奨されています。 |
2. noindexとは?
noindex
は、検索エンジンに「このページをインデックス(検索結果に表示)しないでください」と指示するためのメタタグです。このタグを使うことで、特定のページが検索エンジンに表示されなくなります。
HTMLの<head>
セクションに以下のメタタグを追加します。
<meta name="robots" content="noindex">
価値の低いページ | サイト内でSEO的に価値が低いページや、重複コンテンツが含まれるページに使用します。 例えば、プライバシーポリシーや管理者ログインページなど。 |
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内部検索結果ページ | サイト内の検索結果ページなど、ユーザーが検索エンジンで検索しても価値が低いページに使われます。 |
テストページや開発中のページ: | 公開したくないページやまだ準備中のページをインデックスさせないために使用します。 |