Emmet
div.bounce$*3
は、Emmet というコードスニペット拡張ツールで使われる記法です。これを HTML や CSS コードエディタに入力すると、次のような 3 つの <div>
要素が生成されます。
<div class="bounce1"></div>
<div class="bounce2"></div>
<div class="bounce3"></div>
div.bounce$*3
は、クラス名が連番で増えていく 3 つの <div>
要素を生成するエミット記法です。
div>button
は、Emmet というコードスニペット生成ツールで使われる記法です。この記法を使うと、HTMLコードを迅速に生成できます。
意味
div
は<div>
要素を生成します。>
は親子関係を示し、右側の要素が左側の要素の子であることを示します。button
は<button>
要素を生成します。
生成されるコード
この記法を入力すると、以下のような HTML コードが生成されます。
<div>
<button></button>
</div>
link:css
Emmet の記法で、CSS ファイルを HTML ドキュメントにリンクさせるためのコードを素早く生成するものです。これを入力すると、次のような HTML の <link>
要素が生成されます。
<link rel="stylesheet" href="style.css">
link
は<link>
要素を生成します。:css
は、そのリンクが CSS スタイルシートに関連するものであることを示し、rel="stylesheet"
とhref="style.css"
を補完します。
簡単に言うと、link:css
は、CSS ファイルを読み込むための <link>
タグを自動生成するエミット記法です。
覚えておきたいHTML
Font Awesomeのリンク
<link rel="stylesheet" href="https://use.fontawesome.com/releases/v5.0.13/css/all.css" integrity="sha384-DNOHZ68U8hZfKXOrtjWvjxusGo9WQnrNx2sqG0tfsghAvtVlRW3tvkXWZh58N9jp" crossorigin="anonymous">
integrity
とcrossorigin
について
これらはセキュリティのための設定です。integrity
は読み込んだファイルが安全かどうか確認し、crossorigin
は外部サイトからファイルを安全に読み込むための設定です。
Google Fontsのリンク
<link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Teko:wght@500&display=swap" rel="stylesheet">
このリンクを使うと、「Teko」という名前のフォントが読み込まれます。wght@500
は文字の太さを示していて、500は中くらいの太さです。このフォントはCSSで指定して使います。例えば、font-family: 'Teko', sans-serif;
と指定すると、そのフォントでテキストが表示されます。
& > div
の意味
&
(アンパサンド) の役割:&
は、現在の親セレクタを参照するために使います。たとえば、SassやLessで親要素のスタイルの中に書いていると、その親のセレクタを指すことになります。
>
の意味:>
は「直接の子要素」を指定するセレクタです。つまり、親セレクタのすぐ下にある子要素だけを対象にします。
div
の意味:div
はそのままHTMLの<div>
要素を指します。
.parent {
color: blue;
& > div {
color: red;
}
}
.parent
は、クラスがparent
の要素全体に適用されます。& > div
は、.parent
の直接の子要素である<div>
に適用されます。
これを通常のCSSに変換すると、次のようになります。
.parent {
color: blue;
}
.parent > div {
color: red;
}
height: 300vh;
height: 300vh;
は、要素の高さを「ビューポート高さの300倍」に設定するという意味です。ここで「ビューポート」というのは、ブラウザの表示領域のことです。
height: 300vh;
の大きさ
vh
の単位:vh
は「viewport height(ビューポートの高さ)」の略で、ビューポートの高さの1%を指します。例えば、もしビューポートの高さが1000ピクセルなら、1vhは10ピクセルになります。- 300vhの意味:
height: 300vh;
だと、ビューポートの高さの300倍という意味です。- つまり、もしビューポートの高さが1000ピクセルだとすると、300倍で30,000ピクセルの高さになります。
具体的な例
- スマホの画面: スマホの画面が例えば800ピクセルの高さだとしたら、
300vh
はその800ピクセルの300倍なので、240,000ピクセルの高さです。 - パソコンの画面: パソコンの画面が例えば900ピクセルの高さだとしたら、
300vh
はその900ピクセルの300倍なので、270,000ピクセルの高さです。
1. ルート要素&文書メタデータ
文書の基本構造やメタデータに関するタグ。
html
/* HTML文書であることを示す */head
/* 文書のヘッダ情報を表す */title
/* 文書にタイトルをつける */link
/* リンクする外部リソースを指定する */meta
/* その文書に関する情報(メタデータ)を指定する */style
/* スタイルシートを記述する */
2. セクション
文書のセクションや構造を示すタグ。
body
/* 文書の本体を表す */header
/* ヘッダであることを示す */footer
/* フッタであることを示す */article
/* 記事であることを示す */section
/* 一つのセクションであることを示す */nav
/* ナビゲーションであることを示す */aside
/* 余談・補足情報のセクションであることを示す */address
/* 連絡先を示す */
3. グルーピングコンテンツ
コンテンツをグループ化するタグ。
p
/* ひとつの段落(パラグラフ)であることを表す */ol
/* 順序のあるリストを表示する */ul
/* 順序のないリストを表示する */li
/* リストの項目を記述する */dl
/* 定義・説明リストを表す */dt
/* 定義・説明される言葉を表す */dd
/* 定義用語や言葉の説明をする */div
/* ひとかたまりの範囲として定義する */main
/* メインコンテンツであることを示す */pre
/* 半角スペースや改行をそのまま表示する */blockquote
/* 引用・転載セクションであることを表す */figure
/* 図表であることを示す */figcaption
/* 図表のキャプションを示す */
4. テキストレベルセマンティクス
テキストの意味やスタイルに関するタグ。
a
/* ハイパーリンクを指定する */span
/* ひとつの範囲として定義する */br
/* 改行する */time
/* 日付や時刻を正確に示す */strong
/* 強い重要性を表す */em
/* 強勢する(アクセントを付ける)箇所を表す */q
/* 引用句・引用文であることを表す */s
/* すでに正確ではなくなった内容を表す */wbr
/* 改行しても良い位置を示す */cite
/* 作品のタイトルを表す */code
/* プログラムなどのコードであることを示す */ruby
/* ルビをふる */rb
/* ルビをふる文字を指定する(IE用) */rt
/* ルビのテキストを指定する */rtc
/* ルビテキストの集まりを指定する */rp
/* ルビを囲む記号を指定する */small
/* 免責・警告・著作権などの注釈や細目を表す */
5. 埋め込み型コンテンツ
画像やメディアなどの埋め込みコンテンツに関するタグ。
img
/* 画像を表示する */picture
/* レスポンシブ・イメージを実現する */source
/* 動画や音声などのURLや種類を指定する */iframe
/* インラインフレームを作る */video
/* 動画を再生する */audio
/* 音声を再生する */map
/* イメージマップを作成する */area
/* イメージマップのハイパーリンク領域を設定する */svg
/* コードを記載して画像を描画する */
6. 表データ
テーブル(表)に関連するタグ。
table
/* テーブル(表)を作成する */tr
/* テーブル(表)の横一行を定義する */th
/* テーブル(表)の見出しセルを作成する */td
/* テーブル(表)のデータセルを作成する */caption
/* テーブル(表)にキャプションをつける */colgroup
/* 表の縦列をグループ化する */col
/* 表の縦列の属性やスタイルを指定する */tbody
/* テーブル(表)のボディ部分を定義する */thead
/* テーブル(表)のヘッダ部分を定義する */tfoot
/* テーブル(表)のフッタ部分を定義する */
7. フォーム
フォーム関連のタグ。
form
/* 入力・送信フォームを作る */input
/* フォームを構成する様々な入力部品を作成する */label
/* フォーム部品と項目名(ラベル)を関連付ける */button
/* ボタンを作成する */select
/* セレクトボックスを作成する */option
/* セレクトボックスや入力候補リストの選択肢を指定する */textarea
/* 複数行のテキスト入力欄を作成する */
8. インタラクティブ
ユーザーとのインタラクションを提供するタグ。
details
/* 備考や操作手段などの詳細情報を折りたたみコンテンツで示す */summary
/* detailsの内容の要約を示す */
9. スクリプティング
JavaScriptなどのスクリプトを埋め込むタグ。
script
/* 文書にJavaScriptなどのスクリプトを組み込む */canvas
/* 図形を描く */
<span></span>
<span>
はHTMLのタグの一つで、ウェブページを作るときによく使われます。
1. <span>
って何?
<span>
は「インライン要素」と呼ばれるものの一種で、小さな範囲のテキストや要素を囲むために使われます。- 特に意味は持たないタグなので、デザインやスクリプトで特定の部分を操作したいときに使います。
2. 何のために使うの?
span
を使うと、テキストの一部だけに色を付けたり、特定の部分だけを装飾したりすることができます。- 例えば、テキストの一部分にだけ強調表示をしたいときや、JavaScriptで特定の部分を操作したいときに便利です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>spanの例</title>
<style>
.highlight {
color: red; /* 文字色を赤に */
font-weight: bold; /* 太字に */
}
</style>
</head>
<body>
<p>この文章の中で、<span class="highlight">重要な部分</span>だけを強調しています。</p>
</body>
</html>
4. このコードがすることは?
- 上の例では「重要な部分」というテキストを
<span>
で囲んでいます。 - CSSで
.highlight
というクラスを定義し、その部分だけ赤色で太字にして強調表示しています。
5. ポイント
<span>
はインライン要素なので、他のテキストと同じ行の中に表示されます。<div>
はブロック要素で、行全体を占めるのに対して、<span>
は行内で部分的に使えるのが特徴です。<span>
自体には特別な意味はなく、使うときは主にCSSで装飾を加えたり、JavaScriptでその部分を操作したりします。
6. どんなときに便利?
- 文章の中で特定のキーワードだけを目立たせたいとき。
- ウェブページの小さな部分を装飾したいけど、新しい行を作りたくないとき。
- JavaScriptで特定の部分だけをクリックできるようにしたり、操作したりしたいとき。